テイクアウトして食べるアツアツのたこ焼きは、外はカリッと、中はトロッとした食感が魅力。たこの食感と、特製ソースのハーモニーが口の中で広がります。街を歩きながら、熱々のたこ焼きを頬張る瞬間は、まさに至福の時。
このシンプルながら奥深い味わいをインスタ映えする写真に納める方法をお伝えします。
たこ焼きの歴史
たこ焼きの歴史は非常に長く、その起源は江戸時代までさかのぼります。最初の形態は「明石焼」として知られ、兵庫県明石で1835年頃(天保年間)に始まりました。この料理は、余った玉子の黄身、小麦粉、そして地元で豊富に捕れるタコを組み合わせたものでした。
※明石焼きは、ソースを塗って出汁につけて食べるのが一般的
近代的な「たこ焼き」の誕生は、1935年(昭和10年)に大阪の「会津屋」で始まりました。初代店主遠藤留吉氏は、当初「ラヂオ焼き」という牛スジとこんにゃくを使用した料理を提供していましたが、ある客から明石地方でタコを使用した料理の情報を得たことから、タコを材料に加えたたこ焼きを販売し始めました。
※たこ焼きは、明石焼きの派生料理ですが、たこ焼きがソウルフードの大阪人は、たこ焼きと明石焼きは全くの別物であると主張しています。
POINT① 一番の主役を決める
被写体の主役を決めることは、料理写真を美味しく撮る上で欠かせない要素です。
主役を設定することで、視線を引きつけ、他の要素を効果的に配置し、バランスの良い構図を作り出せるのです。
メインの被写体が決めにくい場合は、いろいろ考えるよりも、直感で決めた方が良いです。
POINT② 広角レンズの歪みを解消
一般的にスマホの撮影画角は、広角*なので、被写体の左右が歪みます。
その歪みを解消するためには「2倍ズーム」や「ポートレイト機能」で撮影することをおすすめします。*iPhoneの1倍の焦点距離は26mm、0.5倍は13mm
POINTG③ シズル感を捉える
熱い料理は、熱いうちに撮る方がシズル感は増します。また、ソースのキラッとした反射や熱々感が伝わる湯気を捉えることもシズル感ある写真を撮る重要なポイントとなります。
ソースの反射をうまく捉えて撮っったカットはこちら
セオリーを考えすぎず自由に
料理に限らず、また一眼レフやスマホなど撮影機器に限らず、本来、写真というのは、誰もが自由に楽しむことが一番です。
ですので、光の角度が…被写体の主役は…などとあまりセオリーに囚われると撮影の楽しさが損なわれてしまうので、ベースはみなさんご自身の直感や感性を大事にしてください。
今回のたこ焼きは、俯瞰のアングルが面白そうなので、少し型を意識せず撮影してみたのがこちら
YouTubeで動画配信しています
たこ焼きの撮影テクニックについては、YouTube動画でも配信していますので、是非チェックしてみてください。